フェアトレードは、社会貢献活動に取り組む企業の皆さまが、もっとも気軽に始めることのできる活動の一つです。普段から消費しているコーヒーや紅茶、砂糖をフェアトレードに変えたり、社内でフェアトレードの販売会を開催したり、会社のグッツをフェアトレードで作ってみるなど、ほんの少しの選択を変えるだけで、途上国の生産者の自立につなげることができます。
フェアトレードの国際基準は世界共通です。国際フェアトレードラベル機構が定める、経済的、社会的、環境的な基準をクリアした製品だけがフェアトレードのマークをつけることができます。フェアトレードマークがついていることにより、人と環境に対する配慮がある会社であることを多くの人に知らせることができます。
なぜ、フェアトレードに取り組むのか? ~環境問題と貧困問題
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美しく、暖かく、そして生きている。それは非常に脆くてこわれやすく、指を触れたら粉々に砕け散ってしまいそうだった。これを見れば、人はだれでも考え方が 変わるはずだ。神の天地創造と神の愛に、 心から感謝せずにはいられなくなる。(宇宙飛行士の言葉)
地球温暖化や異常気象などの原因と考えられる二酸化炭素の排出量の削減は、すべての人々、企業、自治体などが一致して取組むべき緊急の課題となっています。やりたい人がやればいいとい問題ではありません。
それと同じように南と北の国の広がる貧富の差は、同じ地球に住む私たちの緊急の課題です。インターネットは難民キャンプでも接続できます。情報が、世界の隅々に一瞬に配信されるなかで、努力しても貧しさから抜けられない南の国の人たちの苛立ちと絶望感は、テロに駆り立てる要因の一つでもあります。
企業が環境問題を無視して存在し得ないように、世界の貧困問題は、誰もが取り組むべき共通の課題になっています。CSRの一環としてフェアトレードを通して、貧困問題に取組む動きは、ヨーロッパ、北米では定着してきています。
イギリスでは市や町が、フェアトレード宣言する、フェアトレードタウンの運動が盛んになっていますが、この運動の根拠となっているのは、自治体をはじめ地域全体で、フェアトレードを通して、持続的な開発目標(SDGs)などの国際的な目標に取組むという政策です。国、自治体、企業、市民などすべての部門が取組むべき課題であるという理解からきています。
SDGsとフェアトレードについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
CSRのためのフェアトレード活用事例
社会貢献活動として、社内でフェアトレードに取り組んでいる企業・団体様の一部をご紹介します。最新のCSR事例は活動情報をご覧ください。
【大日本印刷株式会社 様】同社の運営する生活者向け情報発信スペース「コミュニケーションプラザ ドットDNP」1階の電子書籍のショールーム「hontoカフェ」において販売するお菓子として、わかちあいプロジェクトが輸入販売するマラウイ産白砂糖などを使ってフェアトレードのマカロンを企画されました。新宿の洋菓子店「ラ・ヴィ・ドゥース」様との協働により、商品開発・販売に至りました。また、オリジナルキャラクターDNPenguinのグッズとして、フェアトレード・コットンバッグを作成されました。 |
【株式会社NTTデータ 様】CSR活動の一環として早くから社内で積極的にフェアトレード活動に取り組まれている同社では、例年の株主総会の開催にあたり、マラウイ産白砂糖をはじめとするフェアトレード原料を使った、オリジナルのフェアトレードケーキやクッキーを製造されました。
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【兼松株式会社 様】
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【NTTコムマーケティング株式会社 様】
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【WWFジャパン 様】
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わかちあいプロジェクトではフェアトレードを取り入れることでCSR活動に取り組む企業・団体の方をサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
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