わかちあいプロジェクトでは、「ASPIRO」というオリジナルブランドで2004年からフェアトレードボールを販売しています。ボールを製造している、パキスタン・シアルコットのビジョン社( Vision Technologies Corporation (Pvt) Ltd.)より、2014年度のフェアトレード・プレミアムの使い道についての情報を更新しました。
わかちあいプロジェクトのフェアトレードボールAspiroは、パキスタンのスポーツ用品会社ビジョン社で製造されています。ビジョン社は2002年に世界で初めてフェアトレード認証を受けた会社の一つで、スポーツ産業のリーディングカンパニーとしてパキスタンの発展を支えてきました。長年にわたり、先進国など世界中のスポーツ用品の需要を受け、さまざまな技術を開発しながら、現地の数多くの労働者とその家族の生活を支えています。
フェアトレードによって生産者へ還元されるフェアトレード・プレミアムは、地域の人々自身が必要と考えるプロジェクトに使われています。ビジョン社では、これまでに健康や医療、教育、労働環境の改善などに取り組んできました。
特に特徴的だったのは、ボールの縫製に携わっている労働者のために無料で定期的に実施している眼科検診です。サッカーボールなど多くのボールは手縫いで作られるため、目は労働者にとってとても大切なことが感じられました。眼科検診は家族も一緒に受けられるほか、問題が見つかった人には、めがねや薬などの支給、手術などの対応もフェアトレードのプレミアムを使って実施されています。
そのほかにも、工場で働く人のための送迎サービスや、節電のための省エネ電球の支給など、ユニークな取り組みが実施されています。フェアトレードの良さは、働いている人や地域の人の様々なニーズに対応して、一番必要とされていることに活かせることだと改めて感じました。
詳しくはフェアトレード商品・スポーツボールのページをご覧ください。
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