わかちあいプロジェクトでは、国際フェアトレード基準に従い、世界の生産者とフェアな取引を行い、様々な地域の生産者の自立につなげています。
イダルガシナ茶園は、スリランカ南東部ウバ州、ハプタレーに位置します。標高1800mの高地で生産されるウバ茶は、ダージリン、キーマンと並び、世界の三大紅茶の一つに数えられる高級茶です。1987年に世界で初めて有機認証を受け、オーガニック紅茶、緑茶、フレーバーティーなど、幅広い高品質のお茶を生産しています。
バイオフーズ社(Bio Foods (Pvt) Ltd.)は、スリランカの世界遺産都市キャンディで1993年に設立され、オーガニックとフェアトレードのお茶とスパイス類を世界へ販売しています。有機農法とフェアトレードの導入により、世界へ輸出するまでに発展しました。
世界の最貧国の一つマラウイで、アフリカ南東部を流れるシーレ川流域にある地域シーレバレーに、サトウキビ生産者組合KCG (Kasinthula Cane Growers’ Association)があります。マラウイの貧困削減プログラムとして、KCGが1996年にマラウイの政府と砂糖製糖会社Illovo Sugarの共同により設立されました。
サムロイヨッド社は、地域の生産者組合が栽培したパイナップルやマンゴーなどの缶詰加工、冷凍加工、ジュース加工などを行ない、ヨーロッパやアメリカなど、世界各地へ輸出しています。アジア初のフェアトレードフルーツ企業として、地域の農業共同組合や地元政府と協力し、地域の経済発展を目指してフェアトレードに取り組んでいます。