支援期間:2008~現在
支援先: ミャンマー・カヤ州都ロイカオ
ミャンマーのカヤ州は、タイと国境を接した山岳地帯で、村に住む子どもたちは離れた町の学校に通わなければなりません。
自宅から学校に通うことができないため、寮や親類宅に住みながら通学することとなり、中には小学校から寮生活を送る子どももいます。
しかし、貧しい家庭には学校と寮の費用が大きな負担となり、なかなか学校に通えない子どもも多くいます。
わかちあいプロジェクトでは、できるだけ多くの子どもが学校に通えるよう、教育支援を実施しています。
みなさまからお預かりしたご寄付によって、こどもたちが学校に通えるよう、毎年約50万円の奨学金を送っています。
小・中・高校に通う子どもたち約20名に毎年奨学金を支給しています。
わかちあいプロジェクトでは、学校法人アジア学院(栃木県)の元研修生、ナウ リー ミャーさんの「ミャンマー山岳民のために学生寮を作りたい!」という夢の実現に協力しています。 現在は、2つの学生寮と児童養護施設の運営をサポートしています。
※わかちあいプロジェクトでは、シャン州ペコン地域(カヤ州との州境)にある24ヘクタールの農園に
学生寮の基礎を建設しました。しかし、行政より建物を建てることを問題視され、現在中断しています。
私の夢、中学校にいけるように学生寮をつくること
Naw Lee Myar(ナウ リー ミャー)
私の名前は、ナウ リー ミヤーンです。リーは光りという意味で、お祖父さんが私が人々の光になるようにとつけてくれました。両親は農民です。大豆、ニンニク、玉葱やコーヒーなど栽培しています。私は9人の兄弟と2人の姉妹があります。父と2人の兄は農作物を買い入れ業者に販売する仲買を行なっていますが、市場が軍と仕入れ業者に支配されているため、仕事を続けることができません。私の夫は5年前、3人の子供を残して胃がんで亡くなりました。私の幼い子供が死んだのは生後2ヶ月でした。私は教会から5000 Kyats=500円を月給としていただいています。毎日の生活は大変です。しかし、いつか神の助けによってこの状況を克服したと思います。難しい問題が一杯ですが、家族と地域の人たちのために収入向上に努めたいと思います。
私の働きについて紹介させていただきます。1993年神学校を卒業し、1994年から2006年までカヤプバプテスト教会の女性グループの幹事として働きました。裁縫クラス、手工芸、食品加工、小口貸付けなどのプログラムがあります。ほとんどは人里はなれた農民で家族を支えるに必死で す。両親が貧しいためにほとんどの子供は、中学校、高校を卒業できないで退学してしまいます。両親が畑仕事に忙しく、弟や妹の世話をしなくてはなりません。ある子供は家族を支えるために町に家政婦として働きにでます。そこでは様々な人権問題があり子供たちはその被害に会っています。
無学なために家族の世話の仕方を知らない年少のうちに結婚します。2005年から2006年まで人身売買から子供を保護するために地域のオルガナイザーとして働きました。私は多くの被害者のケースを知るにいたりました。子供たちは雇用主によって圧迫され虐待を受けています。多くは無学のためにこのようなことが起きています。
そこで私は子供たちに教育を与えることが何より重要だと思います。ほとんどの村には中学校、高校はありません。そのため小学校を卒業すると町の学校に行くための学生寮が必要です。この学生寮を作り維持することが私の夢です。
どうか夢の実現のために皆さまご支援ください。よろしくお願いいたします。
◆詳しい支援内容は活動報告ブログをご覧ください
★募金でミャンマーの教育をサポートしませんか? 募金の方法について