第27回難民古着支援プロジェクトにお送りいただいた衣類は、支援先であるタンザニアに届いた後、現地パートナー団体のTCSRから難民キャンプの運営を行うUNHCRに引き渡されました。今現在、タンザニア政府の方針により支援物資の配布が制限されていることから、支援団体の倉庫に保管されておりますが、調整がつき次第、難民キャンプで平等に配布されることになっています。
2020年1月、タンザニア南東部にて3日間に渡る大雨による洪水が発生し、18,000人以上の人々が被害を受け、少なくとも40名の死者が出る事態となりました。海岸部のリンディ地方では、1746世帯が全壊し、1074台の公衆トイレが破壊され、学校や道路、橋などのインフラも大きな被害を受けました。
現地パートナー団体のTCRSは、タンザニア政府の要請を受けて即座に被害者の支援にあたりました。そして、洪水によって避難を余儀なくされた人々や、多くの物を失ってしまった人々に、2019年度にお送りいただいた古着の一部を配布しました。
難民キャンプでの配布用にご支援いただいた衣類でしたが、緊急性の高い洪水の被害者にも配布させていただきましたことをご報告いたします。現地では生活のために必要なもの全てが不足しており、衣類の支給は大変喜ばれました。
▲古着配布にたくさんの洪水被災者が集まりました
▲TCSRのスタッフが日本からの物資支援であることを説明しました
▲箱を開封して、サイズを確認して必要な人に配りました
協力：TCRS（Tanganyika Christian Refugee Service）
https://www.tcrs.or.tz/
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