今日4月24日は、ファッションの裏側にある途上国の縫製工場の状況を考え、安全な環境で作られた服を選ぼう!と呼びかける Fashion Revolution Day です。
“WHO MADE YOUR CLOTHES?”をテーマに、イギリスをはじめ、アメリカやインドなど世界でキャンペーンが行われています。
きっかけとなったのは、2013年4月24日。バングラデシュ・ダッカ郊外の縫製工場「ラナ・プラザ」が倒壊し、労働者などビルで働いていた1,133人が亡くなり、2,500人以上が負傷されました。この事故で、世界の人々が途上国におけるアパレル産業の現状を知ることとなりました。
工場で作られていた衣類は、世界に流通する欧米大手衣料企業の製品。
安い価格の裏側には、命を危険にさらす過酷な労働環境が潜んでいたのです…。
アパレル産業は、世界で最も大きな産業の一つで、多くの人々が労働に従事しているにも関わらず、その労働状況は明るみに出ていません。
日本では今年、国際人権団体のヒューマンライツ・ナウが行った調査で、ユニクロも含む世界の大手アパレル企業の中国の下請け工場で、過酷な労働が行われていることが報告され、ニュースになりました。
そんなファッション業界にレボリューション!改革を起こそうと、世界で多くの人々が立ち上がっています!
フェイスブックやツイッターなどを通して世界中の人々が声を上げ、大手企業や政府などの立場の強い人々が、立場の弱い途上国の労働者に対して、適切な環境や報酬を提供するよう求めています。
Fashion Revolution のフェイスブックページでは、服を買う先進国の消費者に対する質問 ”Who made your clothes?” (あなたの服を作ったのは誰でしょう?)に対して ”I made your clothes” (私があなた方の服を作りました)というパネルを持った、途上国の労働者の写真も掲載されています。
直接参加するのは難しいということもありますが、このような活動を見て、安い服の裏側にある現状を知ることも、大切ですね。
そして、フェアトレードの衣類を選ぶことも”レボリューション”の一つです!
国際フェアトレード認証ラベルのついた製品は、生産者の自立をサポートするのはもちろんのこと、安全な労働条件と、環境に配慮した製品であることを保障しています。
あなたにできることから、やってみましょう!
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