わかちあいプロジェクトが販売している焙煎コーヒーの味の特徴を評価し、お伝えできるよう、わかちあいプロジェクト事務所でコーヒーのテイスティングを行いました。

現在販売している焙煎コーヒーのラインナップは、国際フェアトレード認証を受けたものが10種類、さらにフィリピン産「KAPI TAKO(カピ・タコ)」と、ミャンマーコーヒープロジェクトの「Kayah Li Coffee(カヤ―・リー・コーヒー)」で、全部で12種類あります。事務所に全種類が一度に揃うのは滅多にないことです!

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コーヒーの淹れ方や評価の仕方を指導してくださったのは、ミャンマーコーヒープロジェクトでコーヒー栽培の専門家として事業に携わっている山本さん。

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まずは山本さんにコーヒーの淹れ方のお手本を見せていただきました。

コーヒーはとても繊細な飲み物で、コーヒー粉の質量、お湯の温度、蒸らし時間、お湯を落とす速度やタイミングなど、美味しいコーヒーを飲むために様々な気配りが必要です。今回はテイスティングが目的なため、統一したコーヒー粉・水の量でコーヒーをペーパードリップで淹れました。

 

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山本さんに一通り流れを実践してもらった後は、わかちあいインターンが挑戦!

淹れるときのコツとしては、蒸らすときは表面をまんべんなく濡らすこと(30-40秒くらい蒸らすのがいいそう)、そしてお湯を落とすときはペーパーフィルターにお湯がかかって壁を壊さないように、コーヒーの層の内側で円を描くように淹れるとのこと。・・・とはいっても、これがなかなか難しいのです!お湯が一定の量と速度で落とすことを意識すると、ついつい手が震えてしまったり、体がなんとなく傾いてしまったり(笑)。格好よくささっとおいしいコーヒーを淹れるバリスタさんには頭が上がりません。

 

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淹れたものは少しずつ紙コップに入れて、香り、苦味や酸味、バランスなど、他のコーヒーと飲み比べながら味の違いを楽しみました。エチオピア産「カフェ・モカ」はまるで紅茶のような柑橘系の爽やかな風味、ミャンマー産「カヤ―・リー・コーヒー」は酸味が強めで冷めると甘みが増してきます。わかちあいが日本で最初に販売したフェアトレードコーヒー、メキシコ産「カフェ・マム」は、苦味が少なく酸味とコクのバランスに優れ、カラメルのような甘みを感じます。

全てのコーヒーにそれぞれの特徴があり、どのコーヒーもおいしくいただきました。世界各地で丁寧に栽培され、たくさんの人たちの思いの詰まったコーヒーだということを改めて実感しました。

今回のテイスティングで、各コーヒーの特徴を数値化し、わかちあいプロジェクトのオンラインショップ「Fair Select」の、各コーヒーの商品ページに掲載しました。これまではそれぞれの産地の味を比較するのが難しかったですが、一目見るだけで味の特徴がわかり、他のコーヒーとの比較も簡単にできるようになりました。「気になっていたけど味がわからない・・・」「他のコーヒーとどんな違いがあるのか知りたい!」という方はぜひ参考にしてくださいね。

▼ご紹介したコーヒーはこちらから購入できます▼

国際フェアトレード認証焙煎コーヒー