世界フェアトレード・デーの2017年5月13日、愛知県名古屋市の名古屋テレビ塔広場にて開催された、フェアトレード・コーヒー・サミット in Nagoya にわかちあいプロジェクトで出展しました。名古屋での出展は、昨年に続き2回目。当日はあいにくの雨模様にも関わらず、名古屋でフェアトレードに取り組む多くの団体・企業の方が元気に盛り上げていました!
名古屋のシンボル的存在のテレビ塔!初めて見ましたが周りの公園も緑が豊富で、おしゃれなデートスポット&憩いの場、といった雰囲気です。会場はこのテレビ塔の真下にテントを構えて、コーヒーサミットが実施されました。周りの路地を取り囲むように、同時開催のフェアトレード・マルシェの可愛らしいカラフルなテントも設置されていました。
コーヒーサミットでは、地元名古屋をはじめ、日本各地から19のコーヒーショップさんが参加されていました。受付でイベントオリジナルのマグカップを購入すると、19団体のコーヒーが飲み放題で楽しめるイベントですが、試飲に出されているコーヒーも、エチオピアやグアテマラなどの定番から、タイ、ネパール、台湾、スリランカなど珍しい産地のコーヒーもありました。
わかちあいプロジェクトでは、2015年からコーヒー栽培支援事業を実施しているミャンマーカヤー州のカヤーリーコーヒーを試飲でご提供しました。ミャンマーも日本ではまだまだ珍しいコーヒーですが、たくさんの方がマグカップを持って試飲に立ち寄ってくれました。「ほんのり甘みがある」「酸味が少なくまろやかで美味しい」「マンデリンのような香りがする」など、様々な感想をいただきました。また、コーヒー好きの方が集まるイベントというだけあって、栽培方法や豆の処理方法など、専門的な質問も行き交いました。このような専門的なご質問にも対応できるよう、当日はスペシャルサポーターとして、カヤー州のコーヒープロジェクトで実際に農家の指導を行なっている、コーヒー専門家の山本さんに同行していただきました。現地の貴重なお話をたくさんの方に語っていただきました。
わかちあいプロジェクトのブースには、午前と午後に2名ずつのボランティアさんが手伝いに来てくれました。地元の高校のボランティア部と、愛知大学国際協力団体SEEDのメンバーさんが、積極的に参加してくれました。せっかくなので試飲用のコーヒーのドリップも体験していただきました!
また、当日はフェアトレードタウン名古屋のシンボルマークを決めよう!と、最終候補3つのデザインがプレゼンテーションされ、来場の方の投票で、シンボルマークが決定されました。最終的に選ばれたのは、写真真ん中の名古屋のシンボルでもある金のシャチホコとハートをモチーフにしたマーク。これでフェアトレードタウン名古屋がもっともっと盛り上がっていくといいですね。
今現在、日本ではすでに認定された熊本市・名古屋市・逗子市に続いて、浜松市や岐阜県垂井町など各地で、街ぐるみでフェアトレードに取り組むフェアトレードタウンの動きが広まっています。イベント中はなんと名古屋市の市長さんと議員さんも応援に駆けつけるなど、地元の強いサポートが感じられました。
このようなイベントを通して、より多くの方がフェアトレードに関心を持っていただけるといいなと思います。わかちあいプロジェクトでは今後もフェアトレード商品の開発・販売を通してフェアトレードの普及に取り組みます。ぜひ応援お願いいたします!
▼コーヒーサミットで出展したミャンマー産カヤーリーコーヒーはこちら▼
■わかちあいプロジェクトでは、ミャンマーカヤー州において、森林農法、有機農法によりコーヒーを栽培することで、コーヒーの品質向上と生産者の収入源を確保し、焼き畑など森林破壊をせず、共存=持続可能なコミュニティを構築することを目的に、コーヒープロジェクトに取り組んでいます。事業について詳しくはミャンマーコーヒープロジェクトのページをご覧ください。