今日、4月24日は「ファッション・レボリューション・デー」。
それにちなんで、今年も4月24日(月)~30日(日)、「ファッション・レボリューション・ウィーク」が開催されます。「私たちが普段身に着けている服について改めて考えよう!」という目的のもと、この期間中は世界各地で、様々なイベントやキャンペーンを通して「ファッションの改革」の呼びかけを行います。
このキャンペーンのきっかけになった2013年4月24日に起こったある事件について、皆さんは覚えているでしょうか。
2013年4月24日、バングラデシュの縫製工場「ラナ・プラザ」で起こった倒壊事故。この事故で従業員など1,138名が亡くなったほか、2,500名以上の負傷者を出し、工場災害の歴史上4番目に大きな被害を記録しました。そうして世界は、途上国におけるアパレル産業の裏側に隠れていた、劣悪な労働環境や環境問題について、ようやく気づくことになりました――そこでは欧米の大手衣料企業の製品が作られていたからです。 「ファストファッション」などで知られる安い衣服の中には、こうした劣悪な環境で作られているものもあるという事実に、私たちは衝撃を受けました。
そんな暗い側面を持つアパレル産業に改革を!と、世界で多くの人がアクションを起こすため立ち上っています。
このファッション・レボリューションは、私たちが洋服について普段あまり気にしないこと――たとえば誰がつくったものなのか、彼らにいくらの賃金が支払われていて、彼らがどんな生活をしているのか――について、問題意識を持ち、ときにはブランドや小売店に問いかけたり、周りに発信していくことで、衣類の真の価値を問い直すきっかけになるように、という背景のもと誕生しました。これは、世界で最も大きな産業のうちの一つであるアパレル産業が、人にも環境にも配慮した、持続可能なものになる第一歩でもあるのです。
このキャンペーンは、誰でも簡単に参加することができます。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSで、ハッシュタグ「#WHOMADEMYCLOTHES」をつけて記事を投稿しましょう。洋服のタグを見せて写真を掲載するのも◎。そうすることで、より多くの人がこの活動を知り、ファッションの真の価値について考えるきっかけを作り出せます。また、同じくSNSでハッシュタグ「#IMADEYOURCLOTHES」を検索すると、生産者のさまざまな写真が見ることができます。
また、国際フェアトレード認証の洋服を選ぶことも「レボリューション」のひとつです!
国際フェアトレード認証ラベルのついた衣服は、生産者の自立を応援することはもちろん、安全な労働環境や環境に配慮した製品であることを保証しています。
わかちあいプロジェクトでは、Tシャツやジーンズ、子ども服など、国際フェアトレード認証のついた衣服を販売しています。わかちあいプロジェクトのオンラインショップをチェックしてみてくださいね。
またエジプトのコットン農家が無農薬、有機栽培で育てたエジプト面で作られたオーガニックコットンタオルも販売しています。しっとりとした手触りで、長く使うほど柔らかさが増してくるこのタオルは、ギフトにもぴったり。業務用にコットン糸も販売していますので、この機会に裁縫にトライしてみるのもいいかも!?
衣類は、私たちのムードを変えたり、パーソナリティを表したり、その地域の文化を表したり、生活に欠かせないもの。だからこそ、消費者も生産者もみんながハッピーでいられるようにするのが大切です。
ファッション・レボリューション・ウィークをきっかけに、何かアクションを起こしてみませんか?