第24回難民古着支援プロジェクトは、2016年6月1日から10日の間、品川区の大井物流センターにて衣類の受付を実施しました。全国各地から数多くの方々にご協力いただき、最終的に集まった箱数は、8,610箱となりました。今年は各地で災害があったり、昨年と比べて受付期間が短かった中、たくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございました。

6月20日に大井物流センターにて、届いた古着の箱をコンテナに詰める作業を行いましたのでご報告いたします。

 DSC_0447-2

倉庫の奥の一角に、ずらりと並ぶ段ボールの数々。

もちろん皆様から送られてきた古着の箱です。こんなに見えるのに、既に半分はコンテナに詰め終っているのだとか。

近寄ってみると首が痛くなるくらいの高い山に。

 DSC_0455-2

どのくらいの規模なのか、写真だけではなかなか想像がし辛いかと思いますが、ずらりと箱がそびえる様は圧巻の一言。日常ではあまり目にしない光景に、とてもドキドキしてしまいました!

古着の入った箱も、引っ越し用の箱からオムツやトイレットペーパー、りんご、エリンギ、なす、お菓子…と様々。全国各地からお送りいただいていることに感激です。

中には箱の側面に、英語で“Women’s Summer” “Children” “Winter” などのサインを貼って下さっている方も。

 DSC_0458-2

DSC_0451-2

日本からの古着を安全に途上国の現地へ運ぶため、長年ご協力いただいているのは、SHGグローバル・ジャパン㈱さんと、㈱ジャパンエキスプレスさん。

 DSC_0449-2

ベテランのスタッフさんがパレットに積まれた古着の山をリフトでコンテナまで運び、重たい箱でもひょいっと箱を持ち上げて、どんどん中に敷き詰めていきます。運搬中に箱がつぶれてしまうとコンテナの中で箱の雪崩が起きてしまうので、重さと大きさをしっかり見極めて、尚且つ素早く箱を収納していきます。(まるでテトリス・ゲームのようでした!)

この数の荷物の受入や輸送を手配するのは、とても大変な作業であることでしょう。

しかし、倉庫内の説明をしていただいた物流業者の方々は、にこやかに、「送られてきた古着の箱たちを見て、日本各地から送られてきた善意に感心し、また嬉しく思っている」と教えてくださいました。

コンテナへの詰め作業が終わると、税関などの輸出手続きを経て、港に運ばれ、いよいよ出港準備に入ります。当日はあいにくの空模様でしたが、ちらりと右奥に見える巨大なリフトによって運ばれていくそうです。

今年集まった古着は、40フィートコンテナ9台分になりました。東京港からバンコクの港に向かって、もうすぐ旅立ちます。

 DSC_0461-2

これら荷物の受入や保管、積み込み、コンテナやトラック、リフトの貸借、輸送、通関などの費用には、皆さまからお寄せいただいた1箱あたり1500円のご寄付の中から充てさせていただいております。トラブルが起きるとスケジュールの再調整となり、余分にコストがかかってしまうので、ご寄付をできるだけ現地で役立たせるために、物流業者の方々は最善を尽くしてくださっています。

今回の倉庫訪問で、改めてこのプロジェクトが多くの方々によって支えられていることが実感できました。

このプロジェクトに関わって下さっている全ての方たちに御礼を申し上げます。

そして全ての荷物が滞りなく届くことを祈っております!

古着の状況については、引き続きブログやフェイスブックにてご報告してまいります。

 

これからも応援よろしくお願いします。

★古着を届けるための募金はまだまだ募集中!ご協力お願いいたします。★

▼クレジットカードによるオンライン募金はこちら▼
http://wakachiai.shop-pro.jp/?pid=64022281


▼郵便振替による募金はこちら▼
00120-4-386390 一般社団法人わかちあいプロジェクト募金