いよいよ秋冬期間限定販売のDivineフェアトレードチョコレートが入荷しました。楽しみに待っていてくださっていた方、ありがとうございます!毎年人気のトフィー&シーソルト、ストロベリーホワイトをはじめ、今年は新たに40gに「キャラメルダーク」味が加わりました。また、大豆レシチンからヒマワリレシチンへの切り替えも進んでいます。ぜひお気に入りの味を見つけてくださいね!
さて、嬉しいチョコレートの入荷のお知らせをしたところですが、英国のフェアトレード機構からショックなタイトルでメールが送られてきましたので、紹介します。
”Say Goodbye to Chocolate” チョコレートにお別れを??!!
英国のフェアトレード機構 Fairtrade Foundation は、専門家の調査により、世界で先5年の間に、急激なカカオの不足が予測されていると警告を発しました。その理由は、カカオ農業に携わる人が減っているというお話です。
大事にカカオを育てても、満足な収入が得られなければ、働き盛りの若者は別の仕事やより利益の得られる作物に乗り換えてしまいます。“若者の農業離れ”という日本でもよく耳にする問題が、カカオ生産国でも起きているということは、何も不思議なことではありません。
また、ドイツに本部のあるFLOフェアトレードインターナショナルは、2015年5月に発表されたレポートで、西アフリカのカカオ生産地における児童労働が、2008/9年の調査から2013/14年の調査で、なんと21%も増加していることが分かったと伝えています。
カカオを栽培する農家が減少する中、安い労働力である児童労働が増えるというのは、悲しい事実です。先進国の消費者が安さを追求することは、生産地の労働環境の悪化や品質の劣化、しいては供給の不足を導いてしまう可能性があるのです。
「もしお店からチョコレートが消えてしまったら?」
「チョコレートが食べられない、それでもいい?」
これは、カカオ生産国から私たち消費者への警告かもしれません。
そんな未来を防ぐために、私たちはフェアトレードに取り組んでいます。
格安チョコの代わりに国際フェアトレード認証のチョコレートを選ぶことで、農民にフェアな利益を保証し、必要な農業機材やより良いトレーニング、教育の機会を与え、持続可能な農業へと導くことへとつながります。
わかちあいプロジェクトで輸入しているフェアトレードチョコレートDivineは、チョコレートの大きなパワーによって、食べる人と生産する人の両方が、元気で幸せになれる世界にしたい!という想いから生まれました。チョコレートを通じて人々がしっかりとした貿易関係を築き上げ、農家がカカオの市場取引でしっかりとした声を上げられるようになるよう、ガーナと世界の間で、フェトレードが行われています。
通常、国際フェアトレード認証を受けたフェアトレード商品は、市場価格がどんなに下落しても、生産者が暮らしていくのに十分な価格を保証する「フェアトレード最低価格」と、商品代金に上乗せして、現地の発展のために使うことのできる奨励金「フェアトレード・プレミアム」が支払われます。(FLO認証について)
Divineでは、その国際フェアトレード認証による保証の上に、チョコレートの販売で得た利益すべてが、農家の意見によって、人々のために配分されています。それは、ディバイン社(Divine Chocolate Ltd.)がフェアトレードの理念に従って運営されているユニークな「有限会社」で、カカオ生産者組合「クアパ・ココ」が会社の主要株主として、株式の44%を所有していることにより実現しています。生産者自身が会社の経営に加わることで、現地の人々の手により充実した地域社会を築き、人々が貧困から抜け出し、さらに質の良いカカオを育てることへとつながっています。
フェアトレードは、“サステイナビリティ” 未来を見据えて今の行動を変えていく取り組みだと言われています。私たち先進国の消費者がこれからも美味しいチョコレートを食べられるよう、フェアトレードがカカオ生産者を支えています。
ぜひ今年の冬は、フェアトレードのチョコレートを選んでくださいね!
▼フェアトレードチョコレートDivine好評発売中!▼
▼ Fairtrade Foundationのキャンペーン(英語)▼
www.fairtrade.org.uk/goodbye
▼ Fairtrade International による声明本文(英語)▼
Children’s Involvement in West African Cocoa Production: Supporting Farmer Organizations to Lead
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