1992年8月にスリランカから最初の紅茶を輸入にして、教会の全国総会で売ったのが、わかちあいプロジェクトの最初の活動です。それに至る経緯があります。

1983年秋、天城山荘を会場に、日本キリスト教協議会が主催する、日本と西ドイツの教会代表の協議会が開かれました。テーマは平和と開発でした。平和について発表するために私も参加しましたが、そのとき、発展途上国のことを知るための絵本を作りたいというアイデアをもっていました。そこでドイツの代表に、そのような絵本があるかとたずねましたところ、すでにドイツでは出版されていると教えられました。その後、その出版社に連絡して見本を取り寄せ、ぜひ翻訳して日本で紹介したいと思いました。 そこでドイツに教会に資金援助を依頼して1万ドルの援助をいただき、皆さんに協力していただいてアジア・アフリカともだち文庫という名前で、3冊の絵本を、1986年1月、1986年12月、1988年12月に出版することができました。(アジア・アフリカともだち文庫という名前は、アジア協会アジア友の会の村上公彦さんの提案)、オリジナルを作りたいと思い努力しましたが、できないでいます。
  いくつかの出版社に提案しましたが、どこも引き受けてくれませんでした。本を売るのは大変です。店に並べるまでのルートが素人にはなかなか作れません。また、絵本は1冊買えば十分です。そこで絵本を売って手元に残っていた資金を使って、スリランカから紅茶を輸入することにしたのです。


★絵本は3冊とも絶版です