ミャンマーサイクロン被災者救援募金開始
2008年5月16日 ビルマ、ラングーン
親愛なる皆様
Labutta, Pyapon, Bogalayの町のカレン・バプテストの人たちの悲惨な状況を思うと悲しみで心が張り裂ける思いです。
皆様に悲しい状況をお知らせいたします。
BasseiとNgaputtaw町の近郊の村々を通って、私は5月7日から12日までLabuttaを訪問しました。サイクロン・ナルギスはLabutta, Pyapon, Bogalayの町にあるすべてのバプテスト教会を破壊しました。最も被害が激しかった地域はLabuttaです。5000人以上のバプテストの会員が亡くなり、2万人以上が家を失いました。
Bogalay, Pyapon, Daydayeh, Kyaik Lattの町々では、2000人以上の人が亡くなり、4万人の人が家を失いました。Ngaputtaw地域は家を失ったものの、命は助かりました。カレンの人たちだけなく、ビルマの人たちも10万人以上の人が亡くなり、250万人が家を失いました。(注:ミャンマーは多民族国家で、ビルマ族が主要民族、カレン族もその一つでキリスト教プロテスタントのバプテスト教会員が多い)
現在、Bassein避難民キャンプだけで3000人以上が避難しています。Maubin, Myaungmya, Yedwinyegan, Pyapon, Yangon, Labutta, Kawlayluには1万人以上の人たちが逃げてきています。
The Bassein Myaung Mya Sgawカレン・バプテスト協会と国内伝道協会でモーターボートを使って水、塩、衣類 それに米を被災地の村に届け、危険地域に人たちを安全なところに避難させています。いま、この活動も終えて、残された人たちは、神様だけが頼りの状態です。
. 私の出身のKannyinaungは強風と高波で完全に破壊されました。私の2人の姉妹、義理の兄、姪と孫はこの高波に呑み込まれ、愛する村人60人が命を奪われました。私が村に帰って来たとき、父、母の家、教会の会堂も見ることさえ出来ませんでした。20人以上の牧師が教会員と共に亡くなり、その遺体さえ現在に至るまで発見されていません。多くの水牛、牛などの死体が水に浮び、牛の死骸が水辺に打ち上げられているのを見ました。
海水が田んぼを浸食しているために、今後の稲作は大変難しい状態です。飲み水を確保するのも大変です。多くの人たちが栄養失調、下痢、脱水、精神的な落胆、トラウマ、悲しみなどに苦しんでいます。
緊急に必要なものは、米、水、塩、薬、カヤ、衣類と雨から身を守る避難所です。
どうかこれらの必要に応えられる方法を見つけてください!
どうか皆様、私たちのためにお祈りください!
どうかこの情報を多くの方に知らせてください!
サイクロン・ナルギスの被災者へ支援は、1、2ヶ月で終るものではありません。
私は少なくとも1、2年はかかると思います。私はBassein Myaungmya S.K.B協会の救援委員会のアドバイザーを務めています。
皆様のご支援よろしくお願いいたします。
In his service,
An eye-witness
Advisor
Relief Committee
BMSKBA
村ごとの被害状況(Excel)
5月2日から3日にミャンマーを襲ったサイクロンの被害、死者・不明者13万人(ミャンマー国営テレビ)
国連によると少なくとも150万人に食料と避難場所が必要だとしている。
6月に集める予定の衣類のうち、2コンテナ分(2000箱)を支援に送る用意があると東京のミャンマー大使館に申し出ましたが、古着はいらないと、そっけない返事でした。(5月8日)
今年からミャンマーではじめる教育支援の 現地パートナーであるカレン・バプテスト・コンベンション(、1500教会、会員35万人)の救援活動に参加する形で、皆様に募金を呼びかけさせていただきます。
現在、ヤンゴンにいるミャーさんにメールを送り状況を問い合わせました。シェカ ウェイ牧師を中心に救援活動に当たっており、援助物資を購入するために私たちからの援助が本当に必要であると返答をもらいました。現地の銀行口座の情報が届き次第、送金いたします。(5.10.23時)
14日に日本のアジア学院に赴任したミャーさんに電話して、救援活動について報告してもらいました。現在、シェカ ウェイ牧師をリーダーにして3つの援助キャンプで救援活動に当たっています。They have 3 camps and taking care of the victims from Cyclone. First camp is Pathine ,the capital city of Irrawady division.There are more than 3000 people. The second is Yindwinyinka camp in Myaungmya city. There are 1000 people and the third is Yangon Karen Baptist center. There are about 60 people.
コンベンションに送ったメールは政府によって遮断されているようですし、直接にミャンマーには送金できない状況ですので、まず、タイに送金し、そこから現金を持参することを考えています。(5.16)
ご協力よろしくお願いいたします。
右側、カレン・バプテスト・コンベンションの会長 シェカ ウェイ牧師
Photo: NCA-ACT International
2008年6月21日
カレン・バプテスト・コンベンションの救援活動を支援するため、皆様の募金とわかちあいプロジェクトの資金50万円を送金しました。無事に届いたこと電話で確認しました。
2008年6月24日
カレン・バプテスト・コンベンション事務局責任者のグレータ牧師(女性)から感謝のメールが届きました。救援活動として、現在取組んでいますのは、(1) Food Support 食料支援 (2) Medical Care 医療支援 (3) Clothings 衣服支援 (4) Building houses,Church buildings 建物再建支援 (5) Education Support 教育支援 (6) Support for livelyhood and also others その他の生活支援などです。
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